2024/09/13 13:20
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私が初めて針と糸を手にしたのは、5歳くらいのときでした。
両親が共働きだったので、祖母の家に預けられていたのですが、
その祖母が裁縫好きだった影響を受け、祖母に教えてもらいながら初めて縫った物は雑巾でした。
その頃はまだ小さかったであろう私の手に、針を持たせてくれて、
老眼で手元が見えづらかった祖母に、あれこれ聞きながら針に糸を通し、
チクチクと、ひと針ひと針、祖母と一緒に縫ったのを今でも覚えています。
手元に集中しすぎて無意識のうちに力が入り、
掌にいっぱいの汗をかきながら縫い進める私が持つ針は、
その内に汗で錆てしまうようになり、
針通りが悪くなると、祖母は針を髪の毛に擦り付けては縫い、
また通りが悪くなると、針を髪に擦り付けては縫い…と繰り返す
祖母の姿を思い出します。
そんな幼少期の小さな出来事がきっかけとなり、
小学生では母と一緒にパッチワークのもこもこクッションを作ったり、
クラブ活動では手芸クラブに入り、クリスマスツリーや布の写真たてを作ったりしました。
中学生になるとミシンも扱うようになり、母のミシンを借りて
自宅にあったハギレで女の子のワンピースやカフェカーテン、
クッションカバーやマルチクロスなどを作ったりしていました。
周りの友達が、漫画やゲームにハマるように
私もソーイングの世界にハマっていた感じです。
高校では一部科目が選択制だったため、被服科目を選択し
授業の一環であった被服検定に向けてデザインや裁断といった1からのエプロン制作に取り組みました。
自分でデザインし、機能性も考えながら、生地や色を選んだり…
その作業が楽しくて、あっという間に授業が終わってしまう感覚でした。
きっと、それだけ夢中になって、楽しくて仕方がなかったんだと思います。
社会人になり、しばらくはソーイングから離れる生活を送っていましたが、
ありがたいことに結婚し、母親になるときが訪れ、
専業主婦となっていた私にソーイング熱が再燃。
生まれてきてくれた子が娘だったこともあり、
それはそれは可愛いものを作りたい!着せてあげたい!
という、半ば一方的な私の思いからベビー物の布小物を作るようになりました。
ドングリ帽子、スタイ、授乳シュシュ、ベビーシュシュ、パッチンピン…などなど
作っては着せ、作っては着せ…身の回りの物のほとんどをソーイングで作ってしまえるのでは?
と思っていたものです。
それが約8年前。
子どもも少しずつ成長し、ほんの少しだけ時間に余裕ができ始めたタイミングで
フリマサイトが流行り始めました。
このタイミングでの販売が、私にとって最初のハンドメイド販売でした。
そして気付けば8年。
時の流れが早すぎて、ここ数年は本当に光の早さで1年が過ぎてしまう感じです。
といった感じでザックリと、つらつらと、私の初めてのブログ投稿1発目を書いてみました。
ブログ運営されている方は上手にされていらっしゃいますが、
なんせブログは初めてなので、「最初のブログ投稿は完璧でなくていい、30~40%できてればいい」
というネット記事を鵜吞みにして書き進めてみました。
”IROHANNAさんってどんな人だろう?”
”この作品を作ってる人ってどんな人なんだろう?”
といった思いからブログを読み進めてくださった方、ありがとうございます。
これから、商品の販売ページでは載せきれない、制作に対する私の思いや、
私のハンドメイド活動に関する情報をお届けしていきたいと思いますので、
付き合ってあげてもいいよ、と思っていただける皆様、どうぞよろしくお願いします。
IROHANNA【いろはな】